行けるうちに…。
いよいよ春めいてきましたね、暖かくなってくる今頃の時期は心浮かれる一方で、なんだか自分は流れに乗れてないような気がして複雑な気分になります。今は自由に動けるチャンスなので休日はどこかへ出かけよう!って思うのですがワシには勇気がいること。まずどこへ何をしに行けばいいのか決まらずにイラっとして終わってしまうこともよくある。いくら気ままなゆる~い旅って言っても、何の当てもなく出かけることってできるんでしょうか?
そこでとりあえず思い立ったのが各地に24会場ある競艇場、賭けるかどうかは別として普段からレース観戦は好きなので近場は何度も行ってるけど、遠征もちょっと頑張れば行けるんちゃう?よし今回は宮島や!と決めて広島の情報を収集。日帰りでは夜の街を散策する時間がないので安いとこ泊まるか…名古屋に着いてもやっぱりやめとこかなぁなんて思ってしまう自分に鞭打って、え~い新幹線乗っちまえ!別に誰にとがめられることもないのにね。さあ到着、あっちゅう間やんけ腹減っとるし。まずはお好み焼きや…なんやこれ?生地は薄いクレープ状の物だけでほぼ焼きそばやな。次は生ビールの注ぎ方で味の変化が楽しめるという店、一度注ぎ~三度注ぎ、マイルドやシャープ注ぎなんてのもあるから勉強のため一杯ずつ、なかなか面白いアプローチ。酔い覚ましに夜の街を徘徊、繁華街とか名古屋や大阪レベルで思った以上に大都会。路面電車にも乗ってみたいので翌朝は原爆ドームまで、そこから宮島まで直行船があると、まあ外人観光客だらけで香水の匂いが強烈、台湾よりも外国へ来たみたい。厳島神社か…高校の修学旅行で来とるはずやけど45年も前のことやし覚えてないなぁ。もみじ饅頭食べて次はアナゴ飯かと思ったけど昼時は長蛇の列、とりあえず競艇場へ行って帰り際の3時頃ならどうやろ。宮島名物らしく他の店でも出しているけど、この店は評判らしく食べてみると並ぶ価値はある逸品でした。
"ふらんすへ行きたしと思へどもふらんすはあまりに遠し、せめては新しき背廣をきてきままなる旅にいでてみん。ワシが子供の頃に紳士服屋の紙袋に書いてあった萩原朔太郎という人の詩、ようやく実行できるようになったかな。次は何処へ?九州には競艇場が五つもある、群馬や埼玉にも…遠いなぁ?いや別に行けるって!とりあえず慣れやな、みんな行ったことあるって言うし、なんてことないはずや、そう自分に言い聞かせて楽しみはこれから。
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